2028年NHK大河ドラ「ジョン万」

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2028年のNHK大河ドラマ第67作は、土佐出身の中濱万次郎(ジョン万次郎)を主人公にした「ジョン万」と発表されています。主演は山崎賢人さん。



    (ジョン万次郎資料館、土佐清水市)

現在発表されているドラマの内容

NHKが発表している物語を大きく整理すると、次のようになります。

土佐の貧しい漁師の少年・万次郎

1840年ごろ、土佐の貧しい漁師の少年だった万次郎が、先輩漁師たちと初めて遠洋漁に出ます。ところが船が遭難し、万次郎たちは無人島に漂着します。そして長い漂流の末、アメリカの捕鯨船「ジョン・ハウランド号」に救助されます。ここはドラマの最初の大きな山場になるでしょう。

アメリカの捕鯨船で「世界」を知る

船上で万次郎は初めて英語に接し、アメリカの船員たちや捕鯨という仕事を経験します。そして船長ホイットフィールドとの出会いが、彼の人生を大きく変えます。鎖国中の日本に帰れば、場合によっては命の危険もある。それならば、「もっと世界を知りたい」という思いから、万次郎はホイットフィールド船長の誘いを受けて、日本人としてほとんど前例のない形でアメリカへ渡ることになります。

アメリカで学校に通う

ここが今回の大河で非常に面白く描かれそうな部分ですが、万次郎はアメリカで学校に通い、英語だけでなく、数学・航海術などを学びます。一方で、人種差別にも遭遇します。しかし、努力して船乗りとしての能力を身につけ、次第に周囲から認められていくという青春・成長物語として描かれるようです。NHKの発表では、「友情」「恋」「青春」という要素も明記されています。つまり、単純な「幕末の偉人伝」ではなく、かなり冒険・青春ドラマ的な大河になるようです。

そして「日本へ帰ろう」

アメリカで成功し、一流の船乗りになった万次郎ですが、次第に日本についての情報が耳に入ってきます。そして、「自分はなぜ生きているのか」「自分が得た知識や技術を日本のために使えないか」と考えるようになります。そして決意する。「帰ろう」と。母親との再開、そして自分がアメリカで身につけた「知と技」を日本に伝えるためです。

ドラマでは「日本帰国後」も重要なパートになるはずです

ペリー、捕鯨船、幕末の日米関係とも非常につながります。万次郎は単なる「漂流してアメリカへ行った人」ではありません。帰国後、アメリカの社会や政治についての知識、英語、航海術、捕鯨・造船などの西洋の技術、アメリカ人との交流経験を持った、当時としては極めて貴重な人物になります。そして幕末の日本が開国へ向かっていく時代に、日本とアメリカの間をつなぐ人物になっていきます。NHKも今回の作品を、19世紀の日米と太平洋を舞台にした「漂流者」の物語として位置づけています。

そして「ジョン万」というタイトルも面白い

正式タイトルは「ジョン万」です。アメリカ人たちは「万次郎」をうまく発音できず、彼を John Mung(ジョン・マン) と呼んだそうで、そこから「ョン万」というタイトルになったようです。この大河は日本国内だけの物語ではなく、土佐太平洋ハワイアメリカ日本 という非常に広い舞台を持つ大河になりそうです。期待が高まってきます。

共演者(ホイットフィールド船長、母親、仲間の漁師、幕末の人物など)の具体的な配役は、2026年9月の時点で、まだ発表されていません。


なお、以下にジョン万次郎の人生の転換点となった船による各所間の移動の軌跡を記します。

A:救助された後、アメリカ渡った海路



B:アメリカで教育を受けた後、仕事として捕鯨船に乗り込んだ時の海路
                                      


C:ゴールドラッシュに沸くアメリカ西海岸向かった海路(ここで資金を得る)


D:アメリカ西岸から日本への帰国時の海路(決死の覚悟で)



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