「観光通訳ガイド視点の英作セミナー」(全3回)の開催
観光通訳ガイドとして活躍したいと考えている人々のお役に立てると思うセミナーを企画しました
ので、ご案内いたします。
観光通訳ガイドの仕事では、自らが口頭表現した英語が相手にわかりやすく理解されなければ
なりません。そのためには、発声は勿論ですが、よりよい口頭表現を求めて日々努力しています。
ガイドは普通自分流の英作原稿を準備します。そして日々の経験の中で、実際に自分が演じた
口頭表現と英作原稿を突き合わせます。そして両者をより良いものに改善しようとします。常に英作
原稿の通り喋る、或いは喋れるわけではありませんが、英作原稿の良し悪しが、ガイドの現場での
口頭表現に影響を与える、といって過言ではありません。その意味で英作能力は重要であり、ガイド
の基礎的能力として常に鍛えておく必要があります。
今回英作課題として採り上げたのは、観光通訳ガイドの現場で実際にそうした表現の必要が
あったものから選んでいます。何かの試験における英作課題ではありませんので、辞書、
Internet等を自由に使って下さい。集合時間、バスの発車時間、又お客様にどのように行動して
ほしいか等の表現は迷子を発生させてはいけないという意味で重要で、ガイドは神経を使います。
けれどもそのその他の一般的な説明では、説明内容の細部は、気にしつつも、あまり神経質に
ならないでください。実際のところ、内容は動かして(変化させて)もいいくらいなものです。
現場で何を喋るかはガイドが主導権を握ります。そのようなことを申し上げたうえで、課題は練習
なので、思いきりとにかくチャレンジしてみて下さい。考えられる英作文は様々にあるはずです。
各参加者が自ら英作文にチャレンジし、そのあとで講師の説明を聞く機会をもてば、英作能力の
伸長につながると思います。
観光分野での活躍を希望されている人は、奮ってご参加下さい。
記
1実施日時・場所
(1) 第1回:令和2年2月2日(日)13:30~17:00 子規記念博物館1階視聴覚教室
(2) 第2回:令和2年2月16日(日)13:30~17:00 子規記念博物館1階視聴覚教室
(3) 第3回:令和2年3月8日(日)13:30~17:00 子規記念博物館1階視聴覚教室
(松山市立子規記念博物館所在地:〒790-0857 松山市道後公園1-30)
開場は各日13:00です。時間を無駄なく使いたいので、13:30きっかりにセミナーを開始します。
そのため、参加者は、開始10分前には、会場での着席を完了願います。
2.講師
伊藤和夫(通訳案内士、現役観光通訳ガイド歴約10年、四国観光通訳協会代表)
3.各回の英作課題と参加者に期待すこと
(1)各回の英作課題は四国観光通訳者協会のホームページに掲載しています。
(2)各参加者はその英作課題を見て、それぞれに英作を試みてください。
(すべての課題に対して英作が出来ていることが望ましいが、一部でも結構です。)
そしてその英作結果を講師に送ってください。目的は、参加者の発想と傾向を
見たいがためです。その結果を講師が作成するパワーポント資料に反映したい
ので、できれば各回の1週間位前までに、講師あてメールで送付ください。
(3)それが困難な方は、セミナー当日、セミナー開始前に講師に手渡して下さい。
4.進め方
(1)パワーポイントで作成した資料をスクリーンに映して、それを見て頂きながら
進めます。表現方法は多様にあり得ます。目指しているのは聞いて分りやすい
英語です。だれでもが知っていそうな普通の英文構造を使って、それを実現し
ようとします。セミナーの最後に講師が作成した標準的な英作原稿をお渡しし
ますが、それは一つの例です。自分に合った、自分の好きな表現法があるかも
知れず、講師が示す標準英作原稿を建設的に破壊してもらってかまいません。
(2)インターネットは英作で困った時の手助けとなります。Googleの活用の仕方を
実演します。又政府刊行物資料も時に大変役立ちます。その説明もします。
5..セミナー受講料
無料
(ただし会場使用料負担分として各人500円を負担願います。)
6. 申し込み方法
各回毎、事前に受講希望者のお名前と連絡先(電話番号及びメールアドレス)を、
下記連絡先あて、お知らせ下さい。
連絡先:kaz.itoh@mopera.net
なお、その際、次回企画の参考にしたいので、①この企画を初めに何で知ったのか、
及び、②住所(何県何市又は何郡迄)を、教えていただければ、幸いです。
7. 本件問い合わせ先
伊藤和夫 (電話:090-7629-9254、メールアドレス:kaz.itoh@mopera.net )
〔参考〕
当日の大体のスケジュール(第1回目)
(全体で3時間半)
1.英作課題前半の解説
2.英作課題後半の解説(ここまでで2時間半)
3.観光現場で便利な3つの英文構造
(1)<there is +名詞+場所を表す語句>
(2)<you can see +名詞+場所を表す語句>
(3)<what is seen +名詞+場所を表す語句+is>
4.インターネット(google)の使い方(実演)
5.政府刊行物資料の活用法紹介
(1)「消費者物価指数」の上手な利用法
*希望者には右資料を情報プレゼントします→「身の回りのモノとコト」
(800以上の名詞表現あり)
(2)「日本標準産業分類」/「工業統計表」の利用法
*適宜休憩をとります
↓
(第2回目は「3.項」の内容が以下に変ります。)
3.分りやすい話し方を目指して
(1)冠詞に関するアドバイス
(2)名詞の中身を豊かにする(分詞と関係詞の使い方)
↓
(第3回目は「3.項」の内容が以下に変ります。)
3.分りやすい話し方を目指して
(1)<there is +名詞+場所を表す語句>構文
(2)<you can see +名詞+場所を表す語句>
構文
(3)<what is seen +名詞+場所を表す語句+is> 構文
(4) 冠詞に関するアドバイス
(5) 名詞の中身を豊かにする(分詞と関係詞の使い方)
|